Web制作で活躍するCMSまとめ

最終更新日 2020/10/02
Web制作で活躍するCMSまとめ

個人ホームページから会社のコーポレートサイトまで幅広いwebサイトの制作時に用いられるCMS。 しかしCMSの種類が多くどれを利用すれば良いのかわからない方も多いのでは? 今回は、CMSの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

Web制作で活躍するCMSまとめ

CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは

CMSとはコンテンツマネジメントシステムの略語でWebサイトの制作から更新までを行うことのできるシステムを指します。
HTMLやCSSなどの専門知識のない人でもWebサイトを制作できることから企業だけでなく個人での利用者も非常に多いです。

CMSの種類

ライセンスによる違い

オープンソースCMS

オープンソースとは開発のソースコードが一般公開されているもので、オープンソースCMSは基本無料で利用することが出来ます。ソースコードが公開されているため誰でも自由にカスタマイズすることが出来ますが、その分脆弱性が高くハッカーに狙われる可能性も高くなります。
オープンソースCMSを使う場合はしっかりセキュリティ対策をすることが必要です。

主なオープンソースCMS

WordPress
世界で最も利用されているCMS。
自由度が高く初心者からスキルの高い人まで使用できる。
URL:https://ja.wordpress.org/

Drupal
記事投稿だけでなく幅広いWebサイトの構築に対応。企業規模に関係なく利用することができる。
URL:http://drupal.jp/

商用CMS

商用CMSは制作会社などの企業が独自に開発したCMSでほとんどのものが有料で提供されています。有料にはなりますがセキュリティやサポートがしっかりしているため脆弱性が低くなります。
商用CMSの中にはクラウド型とオンプレミス型の二つがあります。
クラウド型はCMSの開発企業がサーバーをクラウド上で管理するのに対しオンプレミス型はCMSを導入した利用者側でサイトを管理します。

主なクラウド型CMS

WIX
テンプレートの数が多く初心者の方でもすぐにサイト制作ができる。
無料版では制限が多く事業者の利用の場合は有料版がおすすめ。
URL:https://ja.wix.com/

Jimdo
制作予定のWebサイトの目的からサービスを選択できる。
少ないステップで利用可能。
URL:https://www.jimdo.com/jp/

主なオンプレミス型CMS

Movable Type
国産のCMSで利用者がオンプレミス型CMSとクラウド型CMSの選択が可能。
セキュリティ性が高く国内での実績が多い。
URL:https://www.sixapart.jp/movabletype/

SITE MANAGE
プラグインの種類が豊富で管理画面からのWebサイトのカスタマイズがしやすい。
権限管理も徹底しているためセキュリティ性も高い。
URL:https://www.sixapart.jp/movabletype/

ページ生成方法による違い

静的CMS

静的CMSはあらかじめ用意したWebサイトのHTMLファイルやCSSファイルをCMS側に出力しWebサーバーを通してWebサイトの利用者に届けます。
CMSサーバーとは別にWebサーバーを通すためセキュリティ性が高く、HTMLを上げ直すだけで簡単にWebサイトの修正を行うことが出来ます。
しかしページ数が多いサイトの場合は全てのHTMLファイルを修正しなくてはならないため修正時間が長くなります。また、全ての利用者に対し同じファイルでの表示になるため利用者ごとに異なる表示をすることが出来ません。

動的CMS

動的CMSはCMSサーバーのみで完結しWebサイトの利用者からのアクセスに対してページファイルを構成するため各利用者に向けた異なるページ表示をすることが出来ます。
アクセスに対してページを構成するため修正をする際にHTMLファイル全てを修正する必要はありませんが、利用者ごとに再構築するためサーバーによっては処理が遅くなります。

CMSの比較

オープンソースCMS 商用CMS(クラウド型) 商用CMS(オンプレミス型)
料金 基本無料 有料(無料の場合は制限あり) 有料
カスタマイズ性 自由度が高い 制限がある 自由度が高い
適したサイト 個人ブログ、機能性の高いサイト 企業サイト、コーポレートサイト 企業サイト、コーポレートサイト
セキュリティ性 低い 高い 高い
サーバー 利用者が管理 開発企業が管理 利用者が管理

CMSの選び方

CMSを選ぶ際に注目する項目は以下の4つです。
制作予定のWebサイトと照らし合わせながら確認しましょう。

Webサイトの目的を明確化

制作するWebサイトの目的を明確にすることが大切です。
Webサイトの目的によっては毎日の更新が必要になったり、必要な機能の量も変わります。
Webサイトの構成から必要な機能を洗い出しましょう。

運用・管理体制

CMSを利用する際の運用体制や管理の仕方によってCMSの選び方は変わります。
運用メンバーの人数や担当を確認し制作するWebサイトの運用体制に合わせた権限設定をすることができるCMSを選びましょう。

セキュリティ体制

オープンソースCMSと商用CMSで脆弱性は大きく変わります。利用する予定のサーバーとCMSの相性を確認しながら場合によってはセキュリティソフトも同時に検討する必要があります。

制作するWebサイトの規模感

Webサイトの規模感によってはページ数が多く更新頻度も高くなります。
企業のコーポレートサイトであっても企業の規模感によってページ数や情報量が変わるため、Webサイト全体の規模感に合ったCMSを選択しましょう。

まとめ

今回はWebサイト制作で活躍するCMSの種類と特徴についてご紹介しました。
制作予定のWebサイトとそれぞれのCMSの特徴を照らし合わせながら検討し、最適なサイト運用を目指しましょう。

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WordPressを使ったホームページ制作のメリットデメリット
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